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上野店 百貨店 百年
1907年(明治40年)4月1日、松坂屋上野店は、それまでの呉服店から百貨店へと業態転換を図りました。
爾来100年、関東大震災、太平洋戦争の空襲などを乗り越え、発展を続けてまいりました。
まさに、わが国の百貨店の歴史そのものと言ってもよいほど、売場、施設、サービスなど様々な分野で、先駆者でありつづけました。
都市文化をリードし、祝祭空間や流行の発信基地としての百貨店の形を築いたのも、上野店の力が大きく与っています。
ここでは、その歩みをご紹介します。 |
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陳列式立売りへ |
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1907(明治40)年4月1日、江戸時代から続いた座売りを陳列式立売りに改め、呉服に加え雑貨、家庭用品なども扱い始めました。ショーウインドーを巡らし、女性社員を初めて採用したのもこの年です。 |
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新本館を建築 |
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1916(大正5)年に、洋風4階建ての新本館が竣工しました。翌1917(大正6)年に第2期工事が完成して、延べ6,600u(2,000坪)になった店舗は、帝都の名建築の一つに数えられました。
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震災から復興 |
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上野店は、1923(大正12)年9月1日の関東大震災の翌日に類焼、灰燼に帰しました。ただちに再建に取りかかり、1ヵ月後に仮営業所、2ヵ月後には仮店舗を立ち上げました(このとき初めて土足入場を実施)。
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本館を新築 |
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1929(昭和4)年に建築したルネサンス風の荘厳華麗な新館は、上野広小路の都市風景をも一変させたといわれました。電話に民間初の自動交換機を採用するなど、設備も時代の最先端を行くものでした。 |
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南館を増築 |
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1957(昭和32)年に南館を増築。この地下3階、地上7階の画期的な増床で、売場面積は本館と合わせて、35,000uに達しました。
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