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松坂屋「ひと・こと・もの」語り 文学のなかの松坂屋








蜀山人こと大田南畝(なんぽ)(1749-1823)は、江戸文壇の中心的存在で、狂歌(機知とユーモアの和歌)、黄表紙(絵入り小説)だけでなく、漢詩文も当代一流といわれた人物です(編著に『万載狂歌集』『寝惚先生文集』『一話一言』等多数)。
同時に幕府の有能な官吏でもありました。
 
蜀山人像(伝・谷文晁画)


その蜀山人が、1814年(文化11年)の春、松坂屋の上野店に店主を訪ねて、
あたらしきみつ葉よつ葉の松坂屋
      いとうるほいもふかきはるさめ
と詠んでいます。

また、著書の『万紫千紅』(1818年刊)には、
松坂屋の別荘は根岸といふ所にあり、はつき(注:葉月。旧暦の八月)六日ここにはじめて萩の花をみて
夕日かげ山の根ぎしの西陣に
      にしきをり出す萩のはつ花
の狂歌が載っています。


その蜀山人の見た、江戸時代中後期の上野店を、錦絵や引札(ちらし広告)でご覧ください。

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漱石のみた松坂屋
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