多賀 新展 鉛筆画とエッチング ~線の妖術師~
多賀 新展 鉛筆画とエッチング
~線の妖術師~
2024年5月8日(水)→14日(火) 最終日は16時閉廊 絵画
多賀新氏は、北海道の高校卒業後上京。浦安の劇場で多くの女性ダンサーの照明係となり、その経験が的確な人体フォルムの把握に役立ち、鉛筆画やエッチング作品へと如何なく発揮されました。
銀座での初個展で一夜にして天才の登場と評判が芸大関係者にも聞こえ、文化庁在外派遣推薦へと繋がり、瞬く間に独学の鉛筆画銅版画の天才鬼才の評判をものにしました。
50歳過ぎに食道ガンを患い退院後2ヶ月で四国八十八ヶ所踏破、それまでのエロスの極致を描いた作品から、人間の生と死をテーマにした作品を描き続け、多くの愛好家に支持されています。
ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、ご案内申しあげます。
略歴
- 1946年
- 北海道・本別町に生まれる
- 1965年
- 上京後、深沢幸雄の技法書で独学
- 1972年
- 日本版画協会展出品(2015年退会)
- 1974年
- 版画グラン-プリ賞候補
- 1983年
- 文化庁海外派遣研修で米国、西独へ(ベルメール、ヴンダーリッヒに傾倒)
吐夢書房『多賀新全作品集』(1971-83)
- 1987年
- 江戸川乱歩春陽堂文庫表紙画第1巻から1988年第30巻まで
- 1994年
- 河野多惠子全集、第1巻から第10巻まで
- 2000年
- 山根基世の「土曜美の朝」NHK TV放送「版画家・多賀新」
- 2001年
- 北海道立帯広美術館で個展
- 2002年
- ケンブリッジ大学教授肖像画制作
- 2005年
- 市川市民文化賞特別賞
- 2015年
- 横綱日馬富士の化粧まわし原画制作
- 2017年
- 文化庁海外研修50年記念展
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