柄澤健介 | AIN SOPH DISPATCH/藤田クレア | LAD GALLERY
国際芸術祭「あいち2025」連携プログラム
ただ一輪の薔薇、それはすべての薔薇
ー国際芸術祭「あいち2025」に寄せて
柄澤健介 | AIN SOPH DISPATCH
藤田クレア | LAD GALLERY
2025年11月12日(水)→17日(月) 営業時間:10時〜19時 ※最終日は16時閉廊※18日(火)は展示準備日
タイトルはプラハに生まれヨーロッパ各地を転々としたオーストリアの詩人ライナー・マリア・リルケ(1875-1926)の言葉。パリの彫刻家ロダンの秘書もしていた。「どのような小さなかけらのなかにまで充実したリアリティが存在する。どんな場所を歩こうと、私にはよろこびがあり楽しみがあった」「自己のすべてを一つの中心にひきよせ、誰の目にも見えぬ「仕事」の中に、あらゆる力を凝集するのです。こうして初めて生活の辛さを「蜜」にかえることができるのです。」そして彼の墓碑銘には「薔薇よ、純粋なる矛盾、喜び」とある。
展覧会コーディネーター|拝戸雅彦(愛知県美術館前館長)
見るともなく見ている風景に潜在するスケールを、彫刻という物質に還元し、再構築したいと思っている。見えているものを表面とするならば、それを支える構造や骨格。表面を舐めるように行き交う水平方向への視野に加え、垂直に透過し表面を立ち上げる深さのある視点。新たなスケールを備えた彫刻の可能性を探っていく。
柄澤 健介
動力的な装置と有機物を組み合わせ、自身が生きる社会構造の中で、あるいは私的な人間関係の中で直面する問題や葛藤に根ざした作品を制作しています。
主な個展に「ふとうめい な 繋がり ( [資生堂ギャラリー]、2020) 」グループ展に「SOUND & ART展 ( [アーツ千代田3331]、2021)。
藤田クレア
柄澤健介「氷洞」W45×D25.5×H10cm 撮影:大塚敬太
藤田クレア「聴こえる風景」W40×D30×H190cm
柄澤健介|略歴
- 1987年
- 愛知県豊田市生まれ
- 2011年
- 金沢美術工芸大学美術科彫刻専攻 卒業
- 2013年
- 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科彫刻専攻修了
- 令和3年度
- 豊田文化新人賞受賞
柄澤健介|個展
- 2012年
- -penetrate- (プラザギャラリー / 東京)
変わらぬ地平 (Take Ninagawa / 東京)
- 2014年
- Pale Light (山鬼文庫 / 石川)
- 2015年
- Kensuke Karasawa 2012~2015 (Star Gallery / 北京)
- 2017年
- 鏡と穴 —彫刻と写真の界面 vol,6 (gallery αM / 東京)
- 2021年
- 分水嶺(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2022年
- 視点の深度(Lights Gallery / 名古屋)
- 2023年
- 光のあと(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2024年
- 肌理と稜線(Tokyo Arts and Space / 東京)
- 2025年
- 橋を渡す(美濃加茂市民ミュージアム / 岐阜)
柄澤健介|グループ展
- 2011年
- KAMS DISCUSSION (タテマチアートスペース / 石川)
シムカップアートキャンプ (占冠小学校 / 北海道)
- 2012年
- BEYOND THE STANDARD (北銀アートギャラリー / 石川)
高野山カフェ (金沢アートグミ / 石川)
- 2013年
- アートアワードトーキョー丸の内2013 (行幸地下ギャラリー / 東京)
trade parade -等価交換の条件- (旧北陸銀行問屋町支店 / 石川)
- 2014年
- 虹の麓 –反射するプロセス– (名古屋市民ギャラリー矢田 / 愛知)
Hazing Kyoto Invitational Group Exhibition (Star Gallery / 北京)
- 2015年
- OBJECTS IN MIRROR ARE CLOSER THAN THEY APPEAR
(The Three Konohana / 大阪)
百八望夜 静かな川の流れは深い (HAAG / 石川)
- 2016年
- [DUE MONDI] Kensuke Karasawa and Francesca Rivetti
Curated by Fantom (VIASATERNA / ミラノ)
アートツーリズムへの発地 (THE SHARE HOTELS HATCHi金沢 / 石川)
- 2017年
- 彫刻のアロンジェ –物理的限界を超えて
(愛知県立芸術大学サテライトギャラリー / 愛知)
- 2019年
- ART DAYS TOYOTA Toyota Specific (旧海老名三平宅 / 愛知)
- 2020年
- ARTISTS’FAIR KYOTO2020 (京都新聞ビル地下1階 / 京都)
- 2021年
- 飽きと知性(旧門谷小学校 / 愛知)
EXTRA NUMBER | 2021(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2022年
- ART rental BOOK(Art Base Coromo / 愛知)
- 2023年
- 彫刻家 森克彦展 / 翼果の帰郷展(古川美術館 爲三郎記念館 / 名古屋)
国際芸術祭地域展開事業「なめらかでないしぐさ現代美術in西尾」(岩瀬文庫 / 愛知)
柄澤健介|受賞
- 2013年
- 「KANABIクリエイティブ賞 修了制作展の部」南條史生賞
「アートアワードトーキョー丸の内2013」木幡和枝賞
藤田クレア|略歴
- 中国北京 生まれ
- 2011年
- 北京世青国際学校 卒業
日本帰国
- 2016年
- 東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 卒業
- 2018年
- 東京藝術大学 大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻 修了
- 2021年
- 東京藝術大学 大学院美術研究科 グローバルアート専攻 教育研究助手(2018–2021)
- 2024年
- 東京藝術大学 大学院美術研究科 グローバルアート専攻 テクニカルインストラクター(2022–2024)
藤田クレア|個展
- 2017年
- 1⽉ 確かにそこにあった | コンフリ バー、取⼿(茨城県)
- 2019年
- 12⽉ Intersection | LAD Gallery、名古屋(愛知県)
- 2020年
- 11⽉ ふとうめい な 繋がり (資⽣堂アートエッグ)| 資⽣堂ギャラリー、銀座(東京都)
- 2022年
- 3⽉ Expanded Creatures ~ぐるぐる、そしてパタパタ | 北千住BUoY、北千住(東京都)
- 2024年
- 7月 when things turn black OR white | LAD Gallery、名古屋(愛知県)
藤田クレア|グループ展
- 2016年
- 7⽉ GEIDAI UNDERGROUND | 銀座メトロ駅(東京都)
- 2017年
- 7⽉ Another Lens | JR上野駅(東京都)
- 2017年
- 9⽉ 対岸の雑草 | 中之条四万温泉(群⾺県)
- 2018年
- 7⽉ ART OSAKA 2018 | ホテルグランヴィア⼤阪、⼤阪(⼤阪府)
12⽉ 交叉域 Cross Domain | 蘇州⾦鶏湖美術館、蘇州(中国)
- 2019年
- 4月 Resonance Materials Project 2019 ~Sensory~ (ミラノデザインウィーク)| Spazio Rossana Orlandi、ミラノ(イタリア)
- 2020年
- 9月 artTNZ | Terada Art Complex ll、品川(東京都)
- 2021年
- 7月 ART OSAKA 2021 | 大阪市中央公会堂、大阪(大阪府)
11月 SOUND & ART | アーツ千代田3331、千代田区(東京都)
- 2022年
- 11月 渦-Spiral ATAMI (ATAMI ART GRANT) | ACAO SPA & RESORT 2F、熱海市(静岡県)
12月 SPECTER | CLUB METRO 神宮丸太町(京都府)
- 2023年
- 2月 NEW ENERGY | 新宿住友ビル三角広場(東京都)
4月 循環の合図 | MARCO GALLERY、心斎橋(大阪府)
10月 ARToVILLA | FabCafe Kyoto、五条(京都府)
AIR3 SCG | BnA Alter Museum, 四条 (京都府) *チームえんそくとして
- 2024年
- 2月 Parallel Process | アートかビーフンか白厨(パイチュウ)、六本木(東京都)
10月 底に触れる 現代美術 in 瀬戸 | 梅村商店、瀬戸市(愛知県)
11月 超 -Beyond ATAMI | ATAMI ART VILLAGE、熱海市(静岡県)
藤田クレア|受賞歴
- 2016年
- 東京メトロ財団賞 受賞
東京藝術⼤学先端芸術表現科 買い上げ賞 受賞
- 2020年
- 第14回資⽣堂アートエッグ ⼊選
- 2023年
- エメラルド賞 受賞
※諸事情により営業時間など変更になる場合がございます。詳しくは、アプリまたはホームページにてご確認ください。

