Fine Art Collection202511
Fine Art Collection
2025年12月11日(木)→16日(火) 10時〜19時 最終日は16時閉場

松坂屋名古屋店では、近代の巨匠から新進気鋭の作家まで
絵画・工芸の多彩な作品を一堂に集める「ファインアートコレクション」を開催いたします。
2024年12月に本館8階を全面的にアートフロアとして改装し、
ART HUB NAGOYAとしてリニューアルオープンしてから1年が経過しますが、
この1年、東海エリアのアートマーケットのハブとなるべく取り組みを進めてまいりました。
今回の「ファインアートコレクション」でも、ART HUB NAGOYAならではの豊富な
ラインアップを揃え、皆様のご来場をお待ち申しあげております。
ぜひ、この機会に会場にお越しいただき、心ゆくまでアートの魅力をご堪能くださいませ。
田渕俊夫 特集
東京生まれ
1995年より東京藝術大学教授、2005年 東京藝術大学理事・副学長、2006年 日本美術院理事に就任
現在は、日本美術院同人・代表理事(理事長)および東京藝術大学名誉教授、2019年 文化功労者顕彰、2022年 旭日中綬章受章、2023年 日本芸術院会員に任命、2024年 紺綬褒章受章、文化勲章受章
松坂屋名古屋店で6年ぶりの個展。墨で描かれた植物や風景は、観る人の想像をかき立てます。
予告:2026年2月2日(月)→10日(火)
第一画廊にて「田渕俊夫 -永遠の刻-」を開催
「旅立ちの朝」 10F 彩色
村上裕二 特集
東京生まれ。東京藝術大学美術学部を卒業、同大学院を修了。二度の日本美術院賞大観賞を受賞し、その後も春の足立美術館賞、MOA岡田茂吉賞優秀賞など数々の賞歴を重ねる。鮮やかな青を多用して「富士」「ペガサス」「子供」をモチーフとした異国情緒あふれる街並みや空想の世界を描く。幼少期に触れたアニメや特撮のヒーローたちに思いを馳せ、昭和から令和に至るキャラクターたちを岩絵具で生み出したコラボ作品は圧巻の迫力。
予告:2026年1月3日(土)→13日(火)
第一画廊にて「村上裕二 日本画展」を開催
「紅富士と雷龍」 12F
山田 伸 特集
宮城県生まれ
東京藝術大学大学院修了
第89回院展 奨励賞
山田 伸展(藤崎本館)
第13回足立美術館賞
山田 伸日本画展 -風韻-(東美アートフェア)
第70回春の院展 奨励賞
第72回春の院展 春季展
第73回春の院展 奨励賞
現在、日本美術院同人、京都芸術大学教授
身近な草木や動物など作家が心動かされたものを描き、絵の具の美しさが醸し出す静謐な画面は私たちの心に深く染み込みこんできます。今展では「雪月花」と題し四季折々の日本の自然を描いた作品を発表いたします。
予告:2026年2月18日(水)→24日(火)
第一画廊にて「山田 伸 日本画展-雪月花-」を開催
●12月11日(木)作家来場予定
※都合により変更となる場合がございます。
「深閑」 10F
狩俣公介 特集
千葉生まれ
東京藝術大学大学院 博士(文化財)学位取得
前田青邨顕彰中村奨学金 第一回中村賞
Seed山種美術館日本画アワード2016 特別賞
日本美術院 特待
松坂屋名古屋店で、2026年2月、4年ぶり3回目の新作展を開催。何気ない日常風景でも、自然の力によりいろいろな表情を見せます。そんな神秘的な瞬間美を絵に表現しています。
予告:2026年2月11日(水・祝)→17日(火)
第一画廊にて「狩俣公介 日本画展-風の言伝-」を開催
「闇照」 10F
裕人礫翔 特集
京都西陣生まれ。箔アーティスト・伝統工芸士。京都西陣の引箔士の父から受け継いだ箔の伝統技術を生かし、箔工芸を世界に伝え残したいという想いから箔アーティストとして世界各地で作品を発表する。それとともに、建仁寺をはじめさまざまな神社仏閣の屏風や襖絵などの文化財の復元も担当。その作品は、1万分の1mmという薄さの箔を操り、見る者を無限の広がりの中に引き込む煌めきをもつ。2025年、京の名工に認定。
「宙月」 直径50.0cm
本金箔・プラチナ箔・アクリル鏡
弓手研平 特集
大阪府門真市生まれ。1996年大阪芸術大学美術専攻科修了。何層にも塗り重ねた絵の具を削り、磨くことで独特の滲みや輝きを生み出し、柔らかな色彩と輪郭ながら強い存在感を持つ作品を制作。必ず「土」を描くことから制作が始まり、耕すように描き込む工程が特徴的。「土」が完成した後に、雨や木、水たまりなどが描かれ、自然と共にある人間らしい幸せを丁寧に表現している。
ライブドローイング
12月14日(日) 11時~15時
「静かな星月夜の睡蓮池」 52.0×60.0cm 2025年
油彩・キャンバス
西川 茂 特集
岐阜県生まれ。2002年大阪芸術大学附属大阪美術専門学校芸術研究科絵画コース修了。現在、奈良市と京都木津川市を拠点に活動中。近年、都市に突然出現する布状のシートに覆われた、建設中、改築中、あるいは解体中の建築物や構造物を題材に、抽象的表現を試みている。万物の流動性や、生成と消滅、時間をテーマとするこれら「シールド・ハウス」の作品は、写実性、再現性から離れ大胆な筆触で描かれている。
予告:2026年1月21日(水)→2月3日(火)
open galleryにて「西川茂展」を開催
「Sealed Tower 33」 53.0 x 41.0 cm 2024年
油彩・金属粉・パネル
山田憲司 特集
岐阜県羽島市出身。100年以上続く畳店の5代目。住環境の変化により失われつつある畳を残すべく、さまざまな畳の魅せ方を日々研究している。畳職人・山田憲司が作り出す畳の特徴は、文様や龍などのモチーフが畳の美しい織目を生かして作られていること。部屋に差し込む光が、それらのモチーフにさまざまな表情を見せてくれる。
予告:2026年1月7日(水)→13日(火)
open galleryにて「山田憲司 すごい畳」を開催
※写真はイメージです。オーダー受注いたします。
KAORUKO 特集
アイドル歌手「新井薫子」として日本で活動後、1980年代末よりアーティストに転身。2007年からニューヨークを拠点に活動。現代を生きる女性を投影したポジティブなフェミニズムを描く。明治、大正時代の着物の文様をコラージュすることにより日本文化を反映させた表現をコンセプトとする。独自の技法の構成方法、作品の対象、コンセプトはニューヨークのファインアート界でも独特の存在感を持ち、多くのコレクターに強烈なインパクトを残している。
「Dragon」 55.0×55.0cm Canvas, Mixed media
フルイミエコ 特集
日本臨床美術協会認定臨床美術士1級を持つアートセラピスト。一般社団法人ART Along代表理事として、アートセラピーによる認知症予防および症状改善、発達の気になる子どもたちのケア、メンタルヘルスケアなどを行う臨床美術士として働きながら、独自の絵画制作を続けている。生き生きとした色とマチエールで、その想像力を画面いっぱいに広げる作風が魅力。幸福感と安心感に包まれる油彩画を生み出している。
「祝花と黒猫」 25F 油彩
田中 悠 特集
作品のモチーフは「何かが包まれた布」。色鮮やかな布の柔らかな質感やドレープ、結び目部分の複雑な造形をすべて陶土によって手捻りの技法を駆使しながら制作している。立体作品の造形美を追求したその作品は、国内はもとより海外でも高い評価を受けており、数々の美術館にコレクションされている。アメリカ・オークランドミュージアムにて今夏に開催された展覧会「Radical Clay」では、作品が会場用広告として大きく取りあげられた。
予告:2026年2月4日(水)→10日(火) open galleryにて「田中悠展」を開催
「tsutsumimono 23Y-3」 高さ36.8×幅43.2cm 共板
愛知推し推し展
「愛知県と言えば…」をテーマに、社内でアンケートを行い選出した10のモチーフを、多彩な作家方に描きおろしていただきました。花鳥や風景、建造物など愛知県の魅力を一堂に展観いたします。ジャンル・技法・世代問わず現画壇で活躍されている作家の競演をぜひ、ご高覧賜りますようお願い申しあげます。
〈モチーフ〉
金鯱、龍、名古屋城、名古屋テレビ塔、かきつばた、ハナノキ、コノハズク、クルマエビ、熱田神宮、名古屋鉄道
〈出品予定作家〉
- 稲恒佳奈
- 入江明日香
- 岩田壮平
- 岩永てるみ
- 鵜飼義丈
- 岡村智晴
- 河井眞里枝
- 坂本藍子
- 須藤和之
- 平良志季
- 瀧下和之
- 西岡悠妃
- 塗師瑛
- 長谷川喜久
- 福本百恵
- 繭山桃子
- 他(五十音順・敬称略)
予告:12月17日(水)→23日(火)第一画廊にて開催
繭山桃子「名古屋テレビ塔」 6F
棟方志功 特集
青森市に鍛冶屋の三男として生まれる。極度の弱視もものともせず幼少より絵に親しみ、18歳で雑誌「白樺」に掲載されたゴッホの「ヒマワリ」に衝撃を受け画家を志す。やがて木版画に出会い、それを生涯の仕事とし格闘。ダイナミズムと仏教に根ざした独特の世界観を武器に52歳で世界に躍り出て2年連続の世界最高賞を受賞、「世界のムナカタ」として認められる。歿後50年を経た現在でも唯一無二の存在として君臨し続けている。
「美神誕生の柵」 28.5×38.0cm 1964年 板画・棟方志功鑑定委員会鑑定登録証
篠田桃紅 特集
大連に生まれ、家族とともに東京に転居。父に書の手ほどきを受けながら和漢の教養を身につけ、次第に前衛的な書のスタイルを切り拓く。1956年から2年近く渡米し、前衛書道をさらに先鋭化させた、墨を用いた抽象画(墨象)が高い評価を受け、米国で幾多の著名画廊、美術館で個展が開かれた。日本に帰国後も、制作に励む傍ら多くの建築家たちからの依頼に応える、スケールの大きな作品を公的空間へ納める仕事に本領を発揮した。
「Ancient Song」 56.0×48.0cm 2011年
内田江美 特集
⼥⼦美術短期⼤学卒業後、服飾デザイナーを経てアーティストへ。作品の特徴は、線を画面に入れるスタイル。画商であり、アートコレクターであるノーマン・トールマンと出会い、2014年に作品がザ・トールマン コレクションで扱われるようになる。ヨーロッパ、アメリカ、中東、アジアのアートフェアや展覧会に出品。2016年には台湾のランドマークタワーである台北101のギャラリー101で個展を開催し、作品は完売した。
「Butterfly 21-30 R」 25S 2021年
中川原哲治・惠子・里彩 特集
東京・八王子と山梨・山まゆの里で、家業代々131年(創業1894年)の染織の技を受け継ぎ、家蚕、野蚕飼育から始まる糸紡ぎ、染色、そして織りまでを行う、大地と向き合いながら創作活動を続ける中川原哲治・惠子と里彩の家族。糸を染め織り上げる色彩の妙…さまざまな糸紡ぎを駆使し、培った織り技術でいろんな表情を持つ布を生み出している。
左:「木綿甘撚り地機織り布絞り」60.0×160.0cm
右:「真綿紡ぎ ぜんまい紡ぎ アタカス蚕の布」85.0×180.0cm
※諸事情により営業時間など変更になる場合がございます。詳しくは、アプリまたはホームページにてご確認ください。

