第6回 岩﨑知子展 -Dance in Bloom-
第6回
岩﨑知子展
-Dance in Bloom-
2026年2月25日(水)→3月3日(火) 営業時間:10時〜19時 ※最終日は16時閉廊
ある庭の風景が、もう間もなくその姿を大きく変えることになります。
画家・岩﨑知子氏の生家であり、現在に至るまで暮らしの場であった家の庭。けれど、そこは単なる「庭」ではなく、氏にとって思索をめぐらせ長いときを過ごす大切な空間でした。雑然としてはいるが、決して荒れてはいない。美しく整ってはいないものの、人と植物の親密な共存が保たれています。
柿、八重桜、泰山木、桑、梅、金木犀、椿、山茶花、紫陽花、などなど、其処彼処に植わっているさまざまな木。改築に伴って、敷地に住まいの占める面積が増えることにより、樹勢も鑑みて伐採せざるを得ないものが出てきたのは惜しまれることでした。
そのひとつが、岩﨑氏の生誕を祝して、ご両親によって植えられたという八重桜。これまでも多く氏の作品に登場してきたモチーフです。この桜が、120×240センチの大画面の中で、万感の思い寄す永遠の花を開かせるに至りました。
かたや、残る樹木の代表格が、庭の南側にある泰山木。お別れの心づもりでいた氏の意向に抗うかの如く、昨年は溢れんばかりの白い花をつけて自己主張、無事命脈を保ち得て、作品としてもお披露目がなされます。
「花がふってくるとおもう このてのひらにうけとろうとおもう」氏の私淑する一人である夭折の詩人、八木重吉の詩の一節です。
もう咲くことのない花も、これからも咲くであろう花も、双手で受けとめて舞い踊ったひとときが、色彩と線の交錯する矩形の骨組みのなかで、交々の思いを映し、静かな共鳴を奏でるのです。
画業という無窮の営みに、時に迷いつ時に悦びつしながら、作家としての確たる成熟の一端を示した今展。
ぜひご高覧くださいますようご案内申しあげます。
松坂屋名古屋店 美術画廊
和と洋、伝統と現代――異なる素材と技法を重ね合わせながら、独自の絵画を紡いでいます。
植物や野菜など身近なモチーフに、自然のためらいのない生命力と魂の明暗を重ね、画布に響かせました。
現代の美を問い続けることが、創作の源となっています。
岩﨑知子
「爛漫 Blooming Eternity」120×240cm
「爛漫 Blooming Eternity(部分)左」120×80cm
「爛漫 Blooming Eternity(部分)中央」120×80cm
「爛漫 Blooming Eternity(部分)右」120×80cm
「Grandiflora」45.5×65cm
「Veraison」73×73cm
「桜笑」27.3×27.3cm
略歴
- 愛知県生まれ
- 1985年
- 日本女子大学 卒業 (物理専攻)
- 1989-92年
- 米国留学
The New England School of Art & Design at Suffolk University
Rhode Island School of Design (ロードアイランド造形大学)
個展
- 2013年
- 松坂屋名古屋店 (15'17')
- 2020年
- 「岩﨑知子展-CURRENT-」松坂屋名古屋店
- 2023年
- 「岩﨑知子展-Texture of Life-」松坂屋名古屋店
- 2026年
- 「岩﨑知子展-Dance in Bloom-」 松坂屋名古屋店 他多数
Awards
- 1990年
- New England Book Components,Inc Calendar Competition 入賞
- 1991年
- Dean’s List and Honor Student at RISD
- 2011年
- 臥龍桜日本画大賞展 「桜賞」受賞 入選(12' 13')
Publication
表紙画 「日本ワイン礼讃」辰巳琢︀郎 著 主婦と生活社
来場予定日
※来場日時は変更になる場合がございます。時間によっては不在の場合がございます。
■期間/2026年2月25日(水)〜3月3日(火)
※諸事情により営業時間など変更になる場合がございます。詳しくは、アプリまたはホームページにてご確認ください。

