木村光宏 日本画展 軌跡50 -求美追想
木村光宏 日本画展 軌跡50 -求美追想
2026年7月1日(水)→7日(火) 営業時間:10時〜19時 ※最終日は16時閉廊
本展「軌跡50 ─ 求美追想」は、日本画家・木村光宏氏の画業五十年を記念して開催されるものであり、長年にわたり日本画に向き合い続けてこられたその歩みの一端をご紹介する機会となります。
木村氏は油彩画から出発しつつ、岩絵具、とりわけ群青の青の美しさに魅かれ、日本画へと転向されました。その後は独学で研鑽を重ね、1980年の日展初入選以降、着実に歩みを重ね、人物画により日展特選を二度受賞されるなど、日本画壇において確かな評価を築いてこられました。
初期には人物画を中心に制作され、群像表現を経て、やがて風景へと主題を移していかれます。木村氏は綿密な取材をもとに、目に映る風景の中からとりわけ心に響く部分を見出し、それを的確に捉えながら、時に抽象的に、時に具象的に画面へと昇華してこられました。近年は水墨表現も取り入れられ、その作風はいっそうの深まりと広がりを見せています。
本展の題に掲げられた「求美追想」という言葉は、木村氏の制作姿勢を端的に示すものといえるでしょう。美を求め続ける歩みの中で積み重ねられてきた記憶や経験に思いを巡らせ、その中から立ち現れる像が作品として結実していく─ その静かな過程が示唆されています。そしてそれらの作品は、見る者それぞれの内にある記憶や感情を呼び起こし、新たな想いへとつながっていくものでもあります。
画業五十年の歳月のなかで培われた木村氏の表現は、今なお新たな展開を見せつつあります。本展が、その豊かな芸術世界に触れ、その歩みと現在の姿に思いを深めていただく機会となることを心より願っております。
令和8年7月吉日
公益財団法人古川知足会 理事長 古川 為之
画業50年。
平成15年頃より、北海道、四国、九州など全国の国立公園を巡り、旅の思い出の地や身近なもの、そして愛する花々を描き続けてまいりました。
中でも、東日本大震災前の平成20年に、盛岡から山田線で宮古へ向かい、陸中海岸の北山崎、三王岩、浄土ヶ浜を巡った旅は、今思い返しても素晴らしい海岸線の記憶として心に残っています。
また、出身地・長野県から望む富士山や伊豆の風景、鳥取・浦富海岸の岩礁、鳴門の渦潮、阿蘇山、桜島など、各地で出会った景色と思い出は尽きることがありません。
雨や雪に見舞われながらも、四季折々の自然を肌で感じた旅の日々でした。
絵を描く人生に終わりはありません。
これからも自分なりの表現を求め、制作に向き合ってまいります。
木村 光宏
「飛びたつ」
「季ゆく」
「米内雪しぐれ」
「爽」
「彩彩」
「輝翔」
略歴
- 1980年
- 第12回日展初入選
- 1983年
- 関西展第一席(以後3回受賞)
- 1985年
- 第17回日展特選
- 1986年
- 日春展奨励賞、文化庁現代美術選抜展出品
- 1989年
- 第21回日展特選
- 1990年
- 文化庁現代美術選抜展出品
- 1992年
- 第3回京都新聞日本画賞展
- 1998年
- 第14回山種美術館大賞、98年日展審査員
- 2018年
- 「風景の会 30年の歩み」(古川美術館)
- 2023年
- 第1回新風景の会絵画展、日展特別会員、日春展会員
- 2026年
- 個展「木村光宏 日本画展 軌跡50ー求美追想」(松坂屋名古屋店)
来場予定日
※来場日時は変更になる場合がございます。時間によっては不在の場合がございます。
■期間/2026年7月1日(水)〜6日(月) 11時〜17時
■期間/2026年7月7日(火) 11時〜16時
※諸事情により営業時間など変更になる場合がございます。詳しくは、アプリまたはホームページにてご確認ください。

