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第二画廊傘寿記念
安藤日出武 十盌展

会期:11月26日(月)→12月4日(火)
最終日は16時閉廊

このたび松坂屋名古屋店にて、傘寿を記念して十盌展を開催いたします。
長年美濃桃山陶を追求していますが、古陶を写すだけではなく桃山の陶人がいかに表現したかを知るうえで、自分のものを創り上げていくかということです。
厳しい道のりですが傘寿を桟に一層精進をしてまいります。皆様方のご指導、ご厚情を賜りますようお願い申しあげます。

安藤 日出武

傘寿展を祝う
 日出武さんは、精力的な陶芸家である。
 普通この歳になるとゆったりと構え、作品への取り組みや出来栄えまでもがそれに反映している事が多い。しかし、そんな様相を微塵も感じさせないところに大きな特色がある。そのもとになっているのは、おそらく毎朝日課にしている写経にあるのではなかろうか。二月堂(机)に向かい般若心経を書写、心静かに一服を喫す。数十年にわたって休むことなく続けている行である。そんな精神性を背景にした制作活動は「創ることは生きること」であり、強い精神力の支えと仏心と寄り添いながら磨きあげた創造力の発揮であろう。
 作品のどれもがしっとり感のある一見やわらかな作行である。黄瀬戸や志野の胎土や試行を重ねた釉薬には、伝統を踏まえながらも独自のストーリーをもってなお完成を目指して追求の手をゆるめることを知らない姿勢が窺える。そして、見落としがちであるが日出武さんの底部の造り込んだ高台は力強くたくましい堂々たる主張である。わたくしは、日出武さんのそんな作陶姿勢が好きであり、いつも魅せられている。
この拙文は誕生年が同じ縁で寄せたものであるが傘寿の茶盌展の防げになりはしないかと危惧するばかりである。

前 独立行政法人国立文化財機構 九州国立博物館
 館長 三輪嘉六

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ご案内

会期中毎日 作家在廊予定
※都合により変更になる場合がございます。

略歴

  • 1963年 第一回朝日陶芸展 初入選 以後数回入選

  • 1964年 第十一回日本伝統工芸展 初入選 以後数回入選
  • 1970年 第八回朝日陶芸展 知事賞受賞
    日本万国博覧会生活産業館 志野大皿出展
  • 1971年 第一回日本陶芸展 初入選 以後数回入選
  • 1973年 第十一回朝日陶芸展 奨励賞受賞
  • 1974年 日本工芸会正会員に認定
  • 1975年 第一回中日国際陶芸展 初入選 以後数回入選
  • 1987年 N響主席フルート奏者、小出信也氏と穴窯にてコンサートを開く
    NHK夏期特集「楽よ響け、炎よ燃えよ」で放映される
  • 1990年 第八回幸兵衛賞 受賞
    陶器作り「やってみたいな こんなしごと」シリーズ十三巻目にあかね書房より児童向けの本 出版される
  • 1992年 多治見市文化芸術功労表彰
  • 1993年 美濃陶芸永年保存作品に「古美濃大壺」が指定される
  • 1997年 NHK衛星放送「やきもの探訪 炎で染める」が放映される
  • 1998年 美濃陶芸庄六賞茶碗展 「古美濃茶碗」大賞受賞
    多治見市無形文化財保持者に認定される
  • 2002年 岐阜新聞大賞 文化賞受賞
  • 2003年 岐阜県重要無形文化財保持者に認定される
  • 2011年 岐阜県教育文化功労者表彰
  • 2013年 岐阜県文化功労者顕彰
  • 2016年 旭日双光章受章
    東海テレビ文化賞 受賞
  • 2017年 『未完のままに』中部経済新聞社より刊行
  • 2018年 個展「十盌展」松坂屋名古屋店
    岐阜県重要無形文化財保持者/多治見市無形文化財保持者/日本工芸会正会員

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松坂屋名古屋店 本館8階
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