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第二画廊第11回 中野 純 陶芸展 ―古代憧憬―

会期:2021年5月12日(水)→18日(火)
最終日は16時閉廊

折に触れて
旧石器時代や縄文、弥生、古墳時代の磐座や遺跡、古墳など
太古〜古代の人々の足跡を辿る旅をしています。
そのなかで、心に響いたことが作品へと繋がっていく、
この数年、自分で制作していて
そう感じるようになりました。
そこで、今回の個展を「古代憧憬」と名付けました。

昨年は初個展から20年という節目の年でしたが
コロナ禍のために個展がなくなったこともあり
はからずも制作に集中する一年となりました。
私たちの生き方をあらためて根底から問われるなかで
これも天から与えられた時間と考えて
内省と没頭のなかから生まれたのが
「祠 hokora」-「古代形象 ancient from」の両シリーズです。

また、2019年の房総台風被害の経験を経て生まれた
「木の皮写し・松灰釉溜まり手坂皿」のシリーズは
台風のために倒された欅の樹皮を型として制作しました。
"人は災害のなかからでさえも実りを見出すことができる"
そのメッセージを込めた作品群であり
「用の器」に対して、新たに「意味」を纏わせた、
中野にとって新しい試みです。

以上の3シリーズを中心としつつ
食器、花器、壺、陶板、茶碗もあわせ、
新作80点余を出品いたします。

名古屋では3年ぶりの個展となります。
みなさまお誘い合わせのうえご来場くださいますよう
ご案内申しあげます。

中野 純

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略歴

  • 1972年 千葉生まれ。1995年 立野窯開窯。
  • 2000年 松屋銀座(東京)にて初個展。以後、名古屋、神戸、岡山、広島、熊本、福岡、金沢、富山、仙台など各地で個展を開催している。
  • また、特別展として2013年には石川国際交流サロン(金沢市)にて「中野純×蓬莱軒」―中野 純が作るあつた蓬莱軒の会席の器―」
  • 2016年には白鳥庭園(名古屋市)にて「うつわあそび」を開催し、好評を得る。
  • 名古屋では、2002年に松坂屋にて初個展。
    以後回を重ね、今回が3年ぶり11回目の開催となる。
  • 千葉県長柄町在住。
    蹴り轆轤と、藁・松・櫟など天然灰釉の風合いを大切に制作している。


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