ファインアートコレクション|松坂屋名古屋店
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41加藤唐九郎(1898~1985)瀬戸・美濃の山中を歩き、野の陶人と呼ばれ、桃山茶陶に全てを注いだ唐九郎。本作は、素地に鉄分を多く含んだ土が使われ、そのため鉄化粧を施すことなく、長石釉の厚みで緋色や柔らかな白が表現されている。轆轤成形した後のヘラ使いや口縁部の歪み、志野茶碗の見どころの一つである柚肌も全面に出ており、土味・釉調・器形など全てにおいて秀でた名碗である。加藤卓男(1917~2005)イラン高原にて出土された陶片を分析し、20年がかりでラスター彩の復元に成功した。しかし加藤卓男の功績は、ただ単に古陶の復元に留まらず独自の個性を盛り込んで現代のラスター彩を創造したことにあると言われている。「風音」と題された本作は、仏舎利塔を模したような形状全体に煌めくラスター彩が施されている。「志野茶盌」 共箱 径14.0×高さ7.5cm 「ラスター彩 塔の器 風音」 共箱 径19.5×高さ33.0cm

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