ファインアートコレクション|松坂屋名古屋店
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17「花菖蒲」 共シール 43.0×64.5cm東美鑑定評価機構鑑定証書 「紅梅」 26.9×24.3cm東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書前田青邨 (1885~1977)上/左下の湾曲した溜めからすっと伸びる枝までが書のような趣きを湛え、左右に空いた余白が画面の実寸以上の空間の拡がりを感じさせる。メナード美術館に紅白梅を描いた名品が所蔵されており、梅は青邨の魅力を伝える重要なモチーフの一つである。下/「一本の線 ― それは小学生でも曳ければ女でも誰でも引ける。然し、その含蓄の深さに至っては偏に熟練と心境の深さに拠らなければならない」とは本人の弁であり、諸事に亘って器用であったという青邨は、毛筆でのスケッチを欠かさなかった。軽妙な線の表現と、青邨らしい群青の美しさが味わい深い一点。

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