ファインアートコレクション｜松坂屋名古屋店

35/52

33西洋絵画「少女」 27.0×22.0cm 1943年マルセッソレゾネ掲載 P322 .820 「雪の村」 38.5×46.3cmウィルデンシュタイン付マリー・ローランサン （1883～1956）ローランサンは20世紀前半のパリで活躍した女性画家。ピカソらが住むモンマルトルのアトリエ「洗濯船」に集う画家や詩人たちとも交流を深め刺激を受けた。その後、淡く美しい色彩により、夢見るような少女や憂いを帯びた女性たちの姿を描写。その作品の詩的な抒情性は、今日でも多くの人々を魅了し続けている。モーリス・ド・ヴラマンク （1876～1958）ヴラマンクは独学で絵を学び、20世紀初頭にマティスやドランらとともに「フォービスム（野獣派）」で一世を風靡した。スピード感のある筆致と重厚な色調を用いた独自の画風に至り、雪景色や田園風景、村の通りなどを主題にした風景画、花瓶の花束を描いた静物画など叙情的な作風で人気を集めた。