ファインアートコレクション|松坂屋名古屋店
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40ART NOUVEAU鳳凰は不老不死の霊鳥で、百鳥の王といわれる。吉祥や調和の象徴で装飾にも用いられる。大きく翼を広げた鳳凰の頭上には権力の象徴ともいえる王冠があり、まわりを花で取り囲んだ華やかな作品。「鳳凰文花器」 型吹き、アプリカッシオン、エナメル金彩径9.5×6.8×高さ17.0cm 1884年頃「木瓜文テーブルランプ」 型吹き、被せガラス、エッチング径13.1×高さ25.5cm 1918~31年透明のガラスに黄色、赤色のガラスを被せ、木瓜の花をエッチングしている。小さなサイズの愛らしい作品。エミール・ガレ (1846~1904)何色もの色ガラスを被せ複雑な背景色をつくり、リンドウをマルケットリーとグラヴィールで表現している。多色の色ガラスを用いたマルケットリーは華やかで、グラヴィールで描かれたリンドウには輪郭線のような金彩が施され、複雑な色の組合せが美しい優品。「リンドウ文花器」 型吹き、被せガラス、マルケットリー、グラヴィール、金彩径6.2×高さ16.5cm 1900年頃

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