ファインアートコレクション|松坂屋名古屋店
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43黒木国昭日本の美「琳派」を、西洋の技術ガラスで追求する黒木国昭先生。豊かな照葉樹林を有する宮崎県綾町に工房を構え30年を迎えた記念展を開催。今展では代表作の再構築に挑み、新たなシリーズを発表いたします。1945年 宮崎県生まれ1989年 グラスアート宮崎綾工房(現:グラスアート黒木)創設1991年 国の卓越技能者「現代の名工」受賞1995年 フランス・パリ平和芸術祭大賞受賞 1996年 イタリア・ローマ国際美術博覧会ローマ大賞受賞1998年 ギリシャ・アテネエキスポ’98グランプリ政府大賞受賞    ロシア ・日露現代芸術祭(トレチャコフ美術館)    モスクワ市長賞受賞2006年 黄綬褒章受章    NHKグループ主催 「琳派と広重 東海道五拾三次の    展開」展開催(~’09)2013年 台湾国立歴史博物館にて「日本台湾国際芸術文化    交流展」開催2018年 日本美の表現 黒木国昭ガラスアート香港展     在香港日本国総領事館認定展覧会 裕華國產百貨有限    公司にて開催花器 プラチナ象嵌「光琳」宙吹き技法、マルケットリー、ペルルメタリック、ヴィトリフィカッシオン、アプリカッシオン 径34.0×高さ38.2cm“尾形光琳”を中心とする琳派の世界に深く思いを寄せ、日本の繊細かつ豪華絢爛な装飾美をガラスによる様々な技法で独創的に表現した黒木氏の代表作。行燈 婦人相そう学がく十じっ躰たい「ポッピンを吹く女」 幅39.5×奥行29.5×高さ82.0cm“ポッピン”とはビードロとも呼ばれ、近世に流行ったガラス製の玩具のことで当時から人々の暮らしに身近な存在であった。 喜多川歌麿の代表的な美人画が、細やかな着物や帯の柄までガラスで優雅で繊細に表現されている。2020年1月29日(水)~2月4日(火) 本館8階美術画廊にて同展覧会を開催

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