ファインアートコレクション|松坂屋名古屋店
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44陶芸「志野茶垸」 共箱 径13.6×高さ10.0cm荒川 豊蔵 (1894~1985)もぐさ土と呼ばれる粘り気の少ない土に水車で砕いた長石の釉がたっぷりと掛けられ、志野焼ならではの風格とおおらかさが見事に表現された茶垸。「ラスター彩花鳥文陶筥」 共箱 15.0×11.2×高さ6.1cm加藤卓男 (1917~2005)フィンランド工芸美術学校留学時にペルシャ陶器の研究調査を行い、その後も東京大学イラン・イラク遺跡発掘調査団に同行するなど失われたラスター彩の復元に成功。覆い茂る枝葉の間を小鳥が優雅に舞う姿を描いた本作は、研究の第一人者であった卓男だからこそ表現しうる優美な作品。「蝶々絵付角皿」 幅24.0×奥行24.0×高さ4.8cm 1957年山下清鑑定会鑑定書 山下 清 (1922~1971)日本のゴッホ・放浪の天才画家と呼ばれ一大ブームを巻き起こした山下清。花や昆虫を愛した清が、九谷にて驚くほど克明に色彩豊かに絵付けをした希少な作品。

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