ターフのグリーンという「聖域」で苦楽を共に
でき、最高のフィナーレに導いてくれる相棒を選ぶなら

文/髙村将司
2021/10/29

armsgain

MODEL-01 響スティール
スーパーダイヤモンドライクカーボン

繊細な打感と美しい打音が
あなたのパッティングを向上させる

ゴルフを楽しまれる人ならば、その出来・不出来にスコアが大きく影響されるパターの重要性は、痛いほどおわかりになるはず。先日、黄金世代と目される女子プロゴルファー、小祝さくら選手のウン100万というパターにも注目が集まりましたが、スコアを締め括るパターは、プロにおいても「聖域」。ギア契約でもパターだけは別というプロも少なくありません。
それほどに重要なパター選びだけに、目下ゴルフにハマっている真っ最中という諸兄には、何度もマイパターを変更したという御仁もいらっしゃるかと。

そんな迷える(?)パター選びに終止符を打ってくれるかもしれない逸品が、ここに紹介するアームスゲインの「Model-01 パター 響シリーズ」です。デザインをしたのが、伝説的なクラブデザイナー沼沢雄二さん。
ゴルフ歴30年、40年というベテランなら、ご存知かもしれません。80年代初頭には、日本におけるツアープロの約9割が、彼の製作したクラブの何某かは使っていたというエピソードがあるほど。もちろん日本だけでなく、世界にもその名を轟かせた人物なのです。
そんな名匠が作る削り出しのパターが、こちら。

「優れたクラブは美しい」という沼沢哲学が宿る、機能美溢れる形状とダイヤモンドライクカーボンが施されたヘッドデザイン。

長年、彼が「聖域」として踏み込まなかったパター作りですが、満を持して立ち上げたブランドがアームスゲインなのです。そして、そのシリーズの名前に掲げられた「響」の文字こそが、沼沢さんが長年のクラブデザインの末にたどり着いた結論を表しています。

「パターは、響がすべて」

ゴルファーなら共感できるかもしれません。ヘッドの“いいところ”に当たったときの打球音と、その手に残る感触。その響の良さは調子の良さでもあるのです。そこに着目した沼沢さんが採用した素材が、スウェーデン製のSUS304ステンレス。不純物の含有率が低く、繊細なパターの感覚を表現するのに最適な素材としてチョイスしています。

これをインゴットから削り出した一体型の美しいデザインに。クラシックなトゥアンドヒールのバランスを保持しながら、物理的なロジックに基づいてヘッドの理想的な回転運動を引き出しています。このため、ボールをヒットした瞬間に、打音と打感の心地よさが、体中に染みわたる。そんなマジカルな体験が可能に。

打面に施されたパターンは、独自のフェースダブルスピン加工。ボールとの接触面積を増幅し、打感を向上させるとともに、打った際にパターから発する周波数の変化により、距離感覚の向上も狙っています。

ダイヤモンドライクカーボンAULOLAコーティングが施され、ヘッドの表面強度を高めながら、「0.1ミクロン」という超薄膜であるため、母材のスウェーデン製SUS304 響スティールの打感と打音の優れた性能をこの上ない状態で活かすことができるのです。そして、そのオーロラ色に輝くヘッドは、一品一品均一ではなく、全てが一点ものだから愛着も。

マレット型のペントシャフトのほか、ピン型、ブレード型でセンターシャフトとペンシャフトも。ソールに刻まれる文字も秀逸。

ゴルフにおけるグリーンという「聖域」で、18ホールの最高のフィナーレに導いてくれるパター。それだけに、多少値が張ったとしても、アームスゲインの名品にするという選択肢は、大いにアリだと思うのです。

グリップはしっとり感とクッション性があり滑りづらく、感覚が直に伝わります。

専用のカバーも付属。標準シャフトのほか、表面の光沢を抑えたマットブラックコーティングシャフトも選択可能。

〈アームスゲイン〉

MODEL-01 響スティール
スーパーダイヤモンドライクカーボン
AULOLA コーティング仕様

税込324,500円

/北館GENTA4階

※数に限りがございますので、品切れの際はご了承ください。

フリーランスライター

髙村 将司

Masashi Takamura

1974年東京都生まれ。青山学院大学卒業後、男性ライフスタイル誌「MEN’S CLUB」「OCEANS」の編集に携わる。2005年よりフリーランスとなり、各メディアに寄稿。スーツからカジュアルまでのファッション、時計やゴルフ、音楽といった趣味やカルチャーなどにも通暁。