ジャガー・ルクルトの希少ピース、
ダズリング・ランデヴー・ナイト&デイ

文/天野志穂
2022/02/04

Jaeger-LeCoultre

ジャガー・ルクルト

最高峰のクラフトマンシップと
洗練を極めたジュエリーウォッチ

男女問わず、本物志向の時計愛好家に支持されている「ジャガー・ルクルト」。1833年にスイス・ジュラ山脈のジュウ渓谷にあるル・サンティエにて、独学で時計の製造技術を習得したアントワーヌ・ルクルトが最初のアトリエを構えたところから、老舗時計メゾンの歴史は始まりました。ミクロン単位まで測定できる史上初の計測器ミリオノメーターをアントワーヌが発明したことにより、精巧な時計部品の製造が可能に。1860年代には、さまざまな時計製造技術を持つ職人たちが次第にジュウ渓谷に集まり、ひとつ屋根の下でひとつの時計に命を吹き込む、現在のマニュファクチュールの基礎が築かれたそうです。
デザインから組み立て、装飾に至るまで、「ジャガー・ルクルト」のタイムピースが完成するまでに必要な工程がすべてグランド・メゾンと呼ばれるマニュファクチュールで進められていて、特に、時計の心臓とも言われるムーブメントの全パーツを自社で生産する世界でも数少ない名門です。創立以来生み出されたキャリバー(ムーブメント)の数は、1200以上!まさに、つねに革新的でありたいというブランドの創造性と独創性の賜物です。

手元をラグジュアリーに彩る
女性のためのタイムピース

他メーカーに先駆けてダイヤモンドを施し、極小キャリバーを搭載したエレガントなタイムピースを女性に提供したのも「ジャガー・ルクルト」でした。女性用で、ブランドのアイコンピースと言えば、「レベルソ」を思い浮かべる方も多いのでは?でも、隠れた名品は実は他にも。今回紹介する、2012年に誕生した「ランデヴー」は、アールデコ調のエレガントなスタイルに華やかさが添えられた、女性のために生まれたラウンド型のコレクション。「ランデヴー」という響きが、なんだかもう可愛くて、女性心をくすぐりますよね。
なかでも、マザー・オブ・パールとダイヤモンドで演出されたピンクゴールド製の「ダズリング・ランデヴー・ナイト&デイ」は、生産数が限られた希少なモデル。ダイヤルにはマザー・オブ・パールが光り、ピンクゴールドのフローラル数字と針、6時に位置するデイ/ナイトの表示が、上品かつ繊細なハーモニーを奏でています。それを囲むようにきらめく、ダイヤモンド・ベゼルの眩しいほどの存在感。このモデルには、さまざまなジェムセッティング技術が用いられていますが、そのなかでも126個のダイヤモンドをあしらったベゼルの高い精度を要する「グリフェスセッティング(爪留め)」に、ぜひ注目してみてください。熟練宝石職人がダイヤモンドを何時間もかけてカッティングをした後、手作業でひとつひとつセットする最高峰の技術で、ブリリアントカットされた大粒のダイヤモンドの美しさを際立たせてくれます。ダイヤルとトープカラーのベルトをつなぐラグにもダイヤモンドが施され、どのアングルから見ても優美。芸術性と機能性が融合したラグジュアリーな一本は、日中でも夜でも、時代を超えた美しさで女性の手元を彩る、洗練を極めたタイムピースと言えるでしょう。そんな時計と人生の時を一緒に刻めたらどんなに素敵だろう、と妄想が広がるばかりです。

〈ジャガー・ルクルト〉

ダズリング・ランデヴー・ナイト&デイ

税込6,512,000円

/北館GENTA5階

ムーブメント:自動巻き

ケース径:36.00㎜

ケース素材:18KPG

ダイアル:ホワイトマザー・オブ・パール

防水性:5気圧

パワーリザーブ:約38時間

ストラップ:アリゲーター

仕様:時・分、ナイト&デイ表示、

ダイヤモンド(168個、合計3.43カラット)

※2022年春頃入荷予定。
※数に限りがございますので、品切れの際はご了承ください。

ファッションエディター

天野 志穂

Shiho Amano

1973年神奈川県生まれ。上智大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。雑誌『Vingtaine』、『ELLE Japon』のファッション担当を経て、2013年渡英。2018年に帰国した後、フリーランスとして活動。雑誌やWEB、広告などでディレクション、編集、執筆を行う。