WALL MUSEUM
ArtSticker ✕ MATSUZAKAYA NAGOYA
明日を着るための方法 / How to slip into the tomorrow
明日は何をしよう
明日は何を着て、どこに行こうか
あらゆるものが手に入りそうで、手が届かない生活の中で明日の朝に何を着て、何を食べるか。
それは何世代も前から人々を悩ませ、そしてこれから、
まだ見ぬ未来まで人を悩ませ続けることでしょう。
そんな生活を積み重ねて行く中で、芸術は問いをもたらし、
そんな人々の悩み方の様々なバリエーションをもたらしてきました。
その問いはときに日々のしがらみを吹き飛ばし、ときに答えのない迷宮に迷い込ませます。
その問いに向かおうとする一歩が、のちに文化と呼ばれるものになっていくとも言えます。
松坂屋の今までとこれから、とその真ん中にいるあなた。文化をまとい、明日を見る。
その時あなたはどのような意思をもって選択をしていくのだろうか。
さて、明日の朝は何をしよう。
https://artsticker.app/events/73930
2025/5/28(水)→2025/7/15(火)

- ArtSticker(株式会社The Chain Museum)/キュレーション
- 株式会社The Chain Museumより2019年2月に、アーティストを直接・気軽にサポートできるアプリとして、ローンチされたアーティストと鑑賞者の新しい関係性が生まれる場をつくるアート・コミュニケーションプラットフォーム。
アーティストを直接支援することで新たなお金の流れを生み出し、アートをよりひらかれたものにすることを目指しており、著名アーティストから注目の若手アーティストの作品までを幅広く収録している。

- 奥田 雄太 / Yuta Okuda
- 日本とイギリスにてファッションデザインを学んだのち、ファッションブランドでデザイナーとして活動。2016年にアーティストに転向したのち、国内での個展やグループ展に精力的に参加し、製作と発表を続けキャリアを築き上げている。
活動開始以降、計算した線のみで構成された細密画で表現していたが、ここ数年は「偶然性」に重きを置いた”花”の作品を中心に発表を続けている。
さまざまな色味で表現される花はポップなイメージが強いが、花びら一つ一つに緻密な線描が施されている。彼自身、花に見えなくてもいいと語るそれは確かに具象としての花ではない。
作家が「自己をサルベージ(救出・救助)する」なかでたどり着いた、幼少期の記憶がもととなっていると語る。コロナ禍をきっかけに、当たり前と感じていたことが実は特別な出来事だったと気づき、「感謝を作品にしたい」という思いから「with gratitude」をテーマに作品を製作している。
公式サイトを見る

- 宇留野 圭 / Kei Uruno
- 1993年岐阜県生まれ。愛知を拠点に活動。2023年名古屋芸術大学大学大学院美術研究科修士課程を修了。
機械部品の鋳造経験を経たのち、美術領域での実践を開始。自身を取り巻く生活世界や絵画、舞台芸術などにインスピレーションを受けながら身近な事象を基軸に、機械や舞台構造を用いた立体作品やインスタレーションを発表している。
公式サイトを見る

- 木村桃子 / Momoko Kimura
- 1993年東京生まれ。東京を拠点に活動。
2019年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。
主に立体作品を制作。星や身体などのモチーフを使い、物質の厚みと時間の奥行きをテーマに作品を発表している。木材に表れる年輪から時間性を見出し、それらを利用して光や時間などの目に見えないものを物質を通して可視化することを作品内で試みる。
公式サイトを見る

- 嘉 春佳 / Haruka Yoshi
- 1996年茨城県生まれ。筑波大学芸術専門学群総合造形領域卒業。東京藝術大学先端芸術表現科修了。
記録に残らず消えていく自分や他者の日常的な時間や記憶を形にすることを考え、主に古着を用いて制作している。縫う・編むといった手仕事がかつて衣服の修繕や道具を拵えるための術であり、暮らしを継続させること・ものを残していくことと深く結びついていたという点に着目し、古着を収集し、手仕事によって再構成する方法での制作を行う。
公式サイトを見る